今日はCUCO(孤児院)抱える問題について。
①施設的な環境の悪さ
敷地自体はせまいわけではないのですが、建物が問題。
まず、メインの建物に女子部屋。何度か部屋に行ったことがありますがあまり衛生的では
なく、ただ二段ベッドがむき出しのままあるのみ。
次に男子部屋ですが、これが結構びっくりで、お手製。笑
大きな男の子たちが手伝って作ったようで、煉瓦とセメントでできています。屋根は
一応チタンのものがついてるけど、ドアもないし雨が降ったら相当まずい。
さらに、教室は半屋外。写真が今手元になくて載せられないのですが、
3面は壁がある。1面は何もなし。みたいな。
屋根は男子部屋同様にチタンのものが付いていますが、先日授業中に雨が始めると
半分屋外なのでもはや集中できず、はやく切り上げる始末でした。
また、トイレへの道のりはかなり状況が悪く、まず地面が平たんではありません。ところどころ
土の山ができてたり穴があったり。汚水もあちこち溜まり放題です。雨が降ると
そこらじゅう汚水の洪水がおきます。雨季である現在、毎日最悪なことに。
そしてこの状況を改善すべく、明日、みんなでトイレへのパスをコンクリで作ることになりました!
いえい! きちんと設計に精通したボランティアが来て下さり、こどもから大人まで総動員で
大工事の予定です^^
②教育の問題
センターのこどもたちは普段、パブリックスクールに通っていますが、夏季休業中の現在は
私たちが毎日こどもたっちをレベル別に3つのクラスに分け、英語の授業を行っています。
しかし、EP側も交代で行ったり、違うクラスを教えたりと、なかなか授業内容に一貫性がなく、
効果的でありません。また、テキストも、センターがいろんな本を1冊ずつ所有しているため
あれを使ったりこれを使ったり。カリキュラムがないのです。
そこで今日から、先生の日誌制度を導入しました! 先生が、今日は何を教えたのか、どんな
エクササイズをしたのか、事細かに記録します。また、使うべきテキストもきめ、そのテキストに
沿ったエクササイズブックを購入しました。今後、より効果的なカリキュラムを作成する予定です。
また、現在ディレクターの要望で日本語も教えています。大きなこたちを対象に、この1週間で
50音と簡単な自己紹介まで。
日本語教育は、日本人観光客の多さから考えて合理的だとおもいますが、実は
このディレクター、このほかに中国語、ドイツ語、ポルトガル語など、ボランティアスタッフの
母国語を全部教えようとするのです。個人的にはまったく意味ないと思う。
一度にそんなにたくさんの言語を詰め込まれて、こどもたちが覚えられるとも思えず、
ドイツ語やポルトガル語の需要があるとも思えず。
まず、英語にフォーカスすべきだと思ってます。というか、来週頭にでもその話を
ディレクターとしたいと思っています。
そして、今現在、もっと他の、音楽やダンス、アートのアクティビティを導入しようと
模索しています。たのしみたのしみ。
③金銭的な問題
やはりここはカンボジア。お金の問題は無視できません。
まず経営がずさん。センターの上層の役職の人が信じられない給料とってたり。
それでお金足りないからノートを買えだのご飯を買えだの言うのです。
ファンドレイジングはもともとのジョブとして入っていませんが、みんなでお金の流れる仕組みを
どうにかしようと奮闘中。さもないとこどもたちが心配で帰国できない!
細かいこといえばたくさん、いや死ぬほど問題はあるのですが、
とりあえず上記が私の研修中にどうにかしたい問題点です。
ながくなっちゃったのでこの辺で。がんばります。こどもたちのためならがんばれます。
最後、かわいい写真でおしまい^^